体育会系の会社は自分には合わない。退職すべきか?

体育会系の会社は日本にたくさん存在します。日本は海外に比べて「気合」や「精神論」が重宝される会社も少なからず存在します。そのような環境が合っている人もいれば、しんどい人もいると思います。今回は、少しでも「合わない」と思っている方に向けて、今後を見つめ直すきっかけになればいいなと思って加筆します。

はじめに

私は以前、体育会系の会社に勤めていたことがあり、その環境が自分には合っていなく、退職したことがあります。結論からしますと、今思えば「退職して正解」と思っております。合わなかった理由として、一番感じることは、「効率が悪い」と感じることが多かったためです。その他にも特徴がありますので、今の会社で当てはまっている項目が多い場合は、今後のことを考え直した方がいいかもしれません。

 

精神論ばかり言ってくる

体育会系の会社は、やたらと精神論が多いです。毎朝の朝礼で、決められた唱和をみんなで読み上げ、更にその後、立ちっぱなしでミーティングをすると言った具合です。そのミーティングの中でも、精神論ばかり言ってきて社員を洗脳しようとしてきます。本来なら、各々決められたタスクを進めれば仕事は前に進んでいきますが、意味のない精神論ばかり言ってきて、効率が悪く、仕事が一向に捗らない状況となります。

 

無茶ぶりが多い

仕事は期限があることは付き物ですが、いきなり、絶対に勤務時間内で終わらないような量のタスクを振られ、できていなかったら激怒されると言った具合です。残業代を出ない状況にも関わらず、社員のプライベートなど全く考えていなく、「あきらめるな」、「根性を見せろ」と言ったような精神論を言ってきます。あきらかに無茶ぶりですが、指示を出している上の人間は、あたかもこれが普通と言った雰囲気で指示を出してきます。

 

残業は正義という環境である

効率よく仕事をして、早く仕事を終わらせて自分の時間を作る方が、モチベーションは上がるものですが、いくら効率が悪くても、残業して長時間働く人が「根性がある」と言って評価される環境になります。このような環境で評価されても、今後のスキルアップに1ミリたりとも結びつかず、成長しません。あくまで「今の会社から評価される」ということになるだけですので、一生この会社に勤めることを考えていない限りは、無駄な時間を使っていると認識して、今後のことを考えた方がよいでしょう。

 

矛盾がありまくる

体育会系の会社は、矛盾が多数存在します。例えば、「愛」、「信頼」、「思いやり」などの言葉を多く耳にすることがあります。人のためと言いながら、よくよく考えると、上の人にメリットしかないことであり、ただの自己中心的な考えかたで、自分の都合の良いように、物事が進むように周りを洗脳させるため、話の矛盾が多いです。

 

モチベーションが上がらない

組織としてうまくいく会社は、社員が自ら率先して仕事を進めていくことですが、体育会系の会社は、率先して仕事をしようと思えないような環境になります。具体的には、自ら率先して仕事を進めても、少しでのミスがあった時などは、罵倒されます。自ら率先して仕事を進めたのにも関わらず、罵倒されるため、社員は臆病になり、仕事を率先して進めるような気になれません。このような状態になると、「率先したもの負け」になるため、安全パイの仕事しかしないようになり、この状態だとスキルが一向に付かず、他の会社に行っても通用する人にはなれません。

 

長く続けると、会社に対しての忠誠心がなくなっていくことに気づく

体育会系の会社に入社すると、最初の方は、「これが普通だ」と思ってしまい、どんなに違和感があっても、疑うことなく仕事を続けてしまいがちです。ただ、長く続けていく中で、普通の会社に勤務している人の話を聞くと、「うちの会社はやばいのではないか」という思いが芽生えてきます。実際はこのような状態になり、目線を変えて今の会社を見てみると、あきらかにやばい状況であるため、忠誠心がなくっていきます。この状態になると、大多数の人は、転職を考えます。

 

プライベートなどあってないようなもの

体育会系の会社は、勤務時間が長いことが美化されるため、自分の時間や家族の時間が少なくなります。少なからず休みはあるものの、次の仕事の準備やプレッシャーに追われ、プライベートまで仕事のことを考えてしまいます。いい意味で前向きに仕事のことを考えられるのならいいですが、大概の場合、後ろ向きの考えで仕事のことを思い出してしまうため、プライベートはあってないようなものとなります。

 

やはりブラック企業。。

ここまで記載して、もうお気づきと思いますが、体育会系の会社はほとんどがブラック企業です。本当に自分のやりたいことや、将来に向けてのスキルがしっかりと身に付くのであればまだ未来はありますが、このようなことが全くなく、良い未来が見えない場合は、次の仕事を見つける方がよっぽど賢い選択と言えます。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。体育会系の会社を全て悪く言っているのでありません。体育会系の会社でも、社員のモチベーションが高く、素晴らしい会社ももちろんあります。ただ、自分に合っていないと少しでも思っている中で、ダラダラと勤めていると、気づいた時には後戻りできなくなっていますので、今の会社に少しでも違和感があるのでしたら、早いうちに自分を見つめ直した方が、明るい未来が待っていることは確かです。

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