脱サラしたい?サラリーマンは恵まれていますよ

微笑むサラリーマン

人間関係や嫌な上司、拘束時間などでストレスが溜まり、脱サラしたいと考えている人に伝えたいですが、サラリーマンは様々な面で恵まれていますので、辞めてからその恩恵に気づき後悔するのではなく、どのように恵まれているかを確認して判断するようにしましょう。

社会保障が充実している

サラリーマンは、社会保険が充実しています。

代表的なものは

 

医療保険

年金保険

介護保険

雇用保険

労災保険

 

がありますが、

ざっくりですが、ほとんど費用は、会社が負担及び会社が半分負担してくれます。

例えば、月の厚生年金が20,000円給与から引かれているとすると、会社側は、追加で20,000円(法的福利費)上乗せして、約40,000円を年金事務所に納付しておりますので、自分は20,000円の負担ですが、実質は40,000円分を収めていることになります。

 

国民年金より厚生年金の方が多くもらえるという”カラクリ”はこれです。

 

また、長期の入院などで仕事ができず給与がもらえない場合、「傷病手当」という手当があり、社会保険(医療保険)に入っていれば、約3分の2の給与を最長で約1年ほどもらえますので、毎月給与から天引きされている社会保険料で、そのような保障が受けれるというメリットがあります。

 

労災保険に関しても、業務中の怪我で入院した場合は、その分の給与も傷病手当のように保障されており(満額ではないですが)、雇用保険に関しても、次の仕事が見つかるまでの給与を保障されます。(以前もらっていた給与の約半分強程度)

 

このようかことから、毎月給与から天引きされている社会保険料は、実は様々な保障が受けれますので、どのような保障が受けれるのかを、しっかりと調査して確認してみましょう。サラリーマンは、かなり充実した保障が受けられます。

 

安定した給与がもらえる

サラリーマンは、会社のルールに従い、決められた時間に出勤すれば、基本的に給与は毎月安定してもらえます。個人事業主やフリーターの場合は、完全に自分が働いた分のみしかもらえませんが、サラリーマンは、有給や連休などがあり、その月の勤務日数が少なくても、安定して給与をもらうことができます。普通のことですが、これはよく考えれば恵まれています。

 

なかなかクビにされない

日本の会社では、正社員として雇用していれば、その人がよほど悪質で勤務を妨害しない限り、クビにすることはできません。アメリカなどはすぐにクビできる法律のようですが、日本では、会社より従業員を守るような法ですので、ある意味サラリーマンはとても強い存在です。

 

家を買いやすい

サラリーマンは、毎月安定した給与が入ってくるため、家を購入する時のローンが通りやすいです。会社役員や、個人事業主の場合は、給与が安定しないため、ローンが通りにくく、ある程度まとまった頭金がなければ、お金を貸してくれませんが、サラリーマンは、この面も優遇され、比較的家を購入しやすいです。

 

それでも脱サラしたい人は

そんなことはわかっているよ!という人もいると思いますが、それでも脱サラしたい人は脱サラした後に自分で稼げるという土台がなければ、お金に困ることになります。「脱サラして何をするか考える」という考え方では、絶対にお金に困ることになります。サラリーマンのうちにコツコツ土台を作り、サラリーマンをしている時に、サラリーマンの給与の倍額ほどを副業で稼げていれば、すぐに脱サラしてもよいですが、そうでなければ、まずはサラリーマンをしながら土台を作ることを考えましょう。

 

まとめ

「サラリーマンは社畜」「サラリーマン奴隷」という言葉をたまに耳にすることがあり、脱サラ、独立や起業を促す記事を見ますが、よく考えれば、サラリーマンは恵まれている環境にいますので、この点を踏まえて、今後の自分のキャリアを考えましょう。

 

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