ないものねだりになる理由と、ないものねだりにならないようにするための考え方を紹介します。
人間はないものねだりだと思いませんか。欲しいものが手に入ると次に欲しいものが出てくる。
人が何かを手に入れるとそれを欲しくなる。何かを失うと失ったものの大切さがわかるなどなど。
激務高給で働き、ストレスフルの人は、「お金なんて要らないから休みが欲しい」と思います。
薄給ゆったりの人は「暇。お金が無い。忙しくてもいいので、お金が欲しい」と思います。
それぞれ、違う環境に行ってみるとわかるのですが、どっちにしても現在の環境にないものを求めます。
どうしても欲しくて手に入れた物。時が経てば大切にしなくなりませんか?
どうしても好きで付き合った人。数か月後には別れていませんか?
どんな環境に居ても、物欲や嫉妬、恋愛感情は無くならず、手に入れると次の物が欲しくなる。これが人間の性(さが)です。
人間関係に悩んで転職しても、次の職場ではまた新たな人間関係の悩みが出てきます。
嫌なタイプの人間は、また次の職場に行っても同様の人種の人が現れます。
どんな状況、どんな環境に行っても悩みは付き物で、何かを変えて何かから解放されても、また何かの悩みが現れてきます。
問題は、どこでストップをかけるかということです。
人間はないものねだりということを理解して、今の環境を見直すことで考え方が変わってくるかもしれません。
ないものねだりにならないためには、今の自分に自信を持つことが大切です。
自分に自信がない人は、「人、物、欲」に振り舞わされます。振り舞われた状態になると、どうしてもないものねだりになってきます。
自分の考えに芯を持ち、自分の考え方に自信を持つと、自ずとないものねだりにならなくなり、解放さます。
自分の考えに芯を持ったり、自分に自信が持てるようになるには日々の努力が必要です。
毎日少しでも時間を割いて何かを勉強したり、トレーニングをしたり、人に優しくしてみたり、人のために何かをしてみたり。そうすることで、自分に自信が持てるようになり、ないものねだりになることはありません。
派手な人は自分に自信がないから。いじわるな人は愛されていないから。すぐ怒る人は自分に自信がないから、見栄張りの人は、本当は輝いていないから。ということです。
最高な生き方は、「自分の好きな仕事をして、好きな環境に居て、ありのままの自分をさらけ出して、それで受け入れてくれる人がいる」という環境が、最も幸せな時間であり、ないものねだりにならない人生となります。